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教員カップルの結婚、いつする??

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こんにちは、高校教師のナツです。

晩婚化と言われる昨今ですが、学校の先生は特に結婚が遅いなと感じます。

理由は人それぞれですが、今日は「教員採用試験に受からないから結婚できない」と考えている方へ向けて、私の考えを伝えようと思います。

 

この話の結論を先に言うと、非常勤・常勤講師であっても”結婚したいタイミングで結婚して良い”です。

理由は2つあります。

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専任採用で既婚者は不利にはならない

「教員採用試験や私立学校の専任教諭採用選考で、既婚だと不利になる」と考えている方がときどきいますが、不利になりません。

 

男性の場合、個人的に既婚はむしろ有利だと感じます。

「家庭を持っていると仕事をかんたんには辞められないからね」と、採用を担当するベテランの先生から聞いたことがあります。

専任になっても仕事が合わずに辞めてしまう先生が年々増えているので(体感です)、”かんたんには辞めない”というのは重要だったりします。

 

女性の場合は妊娠・育休があるので結婚が不利になってしまう場合もありますが…

女性教諭は学校現場に必ず必要な存在なのに不足している学校が多いので、意外とそこまで既婚が大きなハンデにはならないです。

私がいた学校でも、新採用で若い既婚女性の専任教諭が入ってきたことがありました。

たとえ既婚であっても、”必要な人材である”と評価されれば教員採用試験の合格は可能です。

 

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いつ専任教諭になれるかはわからない

「専任教諭になったらプロポーズしようと思っている」という方は多いです。

お給料のことや将来のことを考えたら当然の話ではあります。

ですが、現実的に考えて、いつ専任になれるかなんて誰にもわかりません。

若くして受かる人もいれば40歳を過ぎてから受かる人もいます。

悲しいことに、実力だけでは受かりません。

自分の教科の採用枠がなかったり、学校側の見る目がなかったり…運も必要です。

正直、「どうしてこんな人が専任なの…?」「すごい人なのにどうして専任に受からないの?」なんて話はどこの学校にも必ずあります。

いつになったら専任になれるのか、どこにも保障はないのです。

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常勤・非常勤講師だけど結婚しようと思う人へ、私からの提案

上に書いた2つの理由から「結婚したいタイミングで結婚していい」と言いましたが、「いつ専任になれるかわからないけど、結婚しよう!」とプロポーズするのは不誠実ですね。

パートナーと共に将来設計を立てるのは結婚生活において大事なことです。

そこで私から2つの提案があります。

 

まずは、就活に必死になりましょう。

非常勤・常勤講師というのは仲間が多いです、私立学校だと特に。

専任を目指しているのに「いま非常勤・常勤講師である」という状況に焦りを感じていない人が多いように思います。

採用試験は公立私立問わず、面接を受けられるだけ受けましょう。

部活動や女子高男子校共学で学校を選ぶのをやめましょう。

仲間が多いだけにぬるま湯に浸って「まだ専任になれないけど大丈夫、いつかなれる」という気持ちになりがちです。

厳しいことを言いますが、なれない人はいつまでたっても専任になれません。

結婚するなら、必死で就活してください。

 

次に、必死で就活するために専任教諭を目指す期限を決めましょう。

「○歳までに専任になれなかったら教師は諦めて、一般企業に就職する」と宣言してください。

「仕事と結婚どちらの夢も叶えたいから、専任になるまで結婚は待っていてほしい!」

これ、とっても不誠実です。

専任を目指しながら何年も経ち、やっと結婚…そうやって幸せな生活をしている人ももちろんいます。

しかし、そうやって専任になってから結婚して子どもを考えたとき、女性は何歳から高齢出産と言われるか知っていますか?

年齢ごとの流産の確率を知っていますか?

妊娠出産は年齢が上がるほど必ずリスクも上がります。

子どもを持つことを考えないのであれば何歳で結婚しても構わないと思うのですが、子どもが欲しいのであれば、覚悟を決めてなるべく早いうちに結婚してほしいです。

 

もちろん、一般企業への就活が専任になることより簡単なわけではありません。

ですが視野を広く持てば、自分が活躍できるフィールドはたくさんあります。

専任になるか一般企業の正社員になるかだったら、正社員になれる確立の方が高いと個人的には思います。

私の提案をはっきり言ってしまえば、専任になる夢か結婚か、どちらかを選んでください。

両方を叶えたいのであれば、今すぐ必死になってください。

私の周りでは、期限を決めて必死でがんばっている人の方が早く専任に受かっています。

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教員の結婚は早ければ早い方が良い

もう1つ、私がなぜ「結婚したいタイミングで結婚して良い」と言うのかというと、教師の結婚は早い方が得なことが多いからです。

 

理由は、既婚の方が保護者から信頼を得やすいからです。

もっと言えば、結婚して子どもがいる先生の方が信頼が得られやすいです。

学歴みたいなものですね、「偏差値の高い大学を出ている先生の方がいい」というのと同じで「独身より既婚の先生の方が安心」といった感じです。

 

信頼を得る指標の1つになるんだから、常勤・非常勤講師であることを理由にしないで、パートナーと結婚しましょう。

お互いの気持ちは固まっていて、結婚を先送りにする理由が「専任になっていない」だけなら、結婚はできます。

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最後に、教員同士カップルで結婚した私の話

私自身は昨年夫(当時彼氏)が教員採用試験に合格し、それを機に結婚しましたが、その年で専任になれなかったらお別れするつもりでした。

25歳頃、一般企業に勤める友人たちがぽつぽつ結婚しはじめて「あれ、なんか若手教員の世界って結婚の空気なくない?」と感じたのがきっかけです。

その頃夫は非常勤講師で「また採用試験だめだった~次は来年だな~」なんてのんきに構えていたので、「教員以外の同級生がどんな働き方してるか考えろ!もっと必死になれ!結婚できないなら別れる!」とお尻をたたき始めました。

専任募集を出している学校の情報を共有したり、模擬授業や面接対策をいっしょに考えたりしながら必死になりました。

専任の採用がもらえたから良かったものの、それでも運要素が強かったなぁと思います。

 

夫の話では、やはり結婚指輪を付けていると保護者からの信頼は違うようです。

(もちろん、どんな教員であっても良い意味で顔色や態度を変えない保護者の方もいます。)

あとは、残業なんてあたりまえの教職員ですが結婚していると「先生は家庭があるんだから早く帰りな~」と言ってもらえることもあるそうです。(独身だからといって長時間残業する・させられるのもどうかと思いますが。)

 

夫と結婚できたことは私にとってすごく幸せなことです。

ですが、付き合ってから8年、気持ちの面で言えばもっと早くに結婚したかったです。

人生設計が立てられないことへの不満が爆発してケンカしたり、結婚式を見せたかった祖父が亡くなってしまったり、「もう少し早かったらな」と思うことばかりです。

だから私は結婚を迷っている先生、悩んでいる先生に言います。

maf
ナツ

結婚したいと思ってるなら今していいよ!

そして就活に必死になろう!

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ナツ

ズボラなアラサー主婦/元教師
▶︎Instagramでは「汚部屋を片づけた方法」、ブログでは「もう散らかさないためのモノ選び」について発信しています!詳しいプロフィールはこちら

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